【今までで、もっとも衝撃を受けた舞台は?】
西島明(中央)
第三舞台「デジャヴュ'86」。観たのは大学生の時です。それまで芝居というと学芸会か演劇鑑賞教室のイメージしかありませんでした。上京して浪人していた時に、初めて第三舞台という名前を聞きましたが、その時はまだ舞台は部隊と思ってました。紀伊國屋ホールで、そのポップでショーアップされた展開に、東京の芝居はさすが違うと感心したことを覚えています。
猿飛佐助(左)
自分が参加する前に観たベターポーヅ「いのちのキッチュ」(1994)。椅子に並べられた数冊の聖書をパタンパタンと閉じていく。聖書の間から埃が舞い上がる。それだけ。舞台も客席も静かに緊張し、不思議な空気が流れていた。そんな見せ方をする芝居を観たことがなかった。なんじゃこれって衝撃。芝居に飽きはじめていた僕をドキドキさせてくれた舞台だった。
吉原朱美(右)
私が衝撃を受けた舞台はドリフターズの全員集合です。小学生の頃、近くの体育館で公開収録があり母親が連れて行ってくれました。毎週テレビで見てる凄い人たちが目の前にいる!という興奮で、おそらく今思えば「オイーッス!」などの掛け声も掛けられずただただ固まって見てたように思います。座っていた横の通路を駆け抜けて行くはっぴ姿のメンバーたちの猿股からはみ出た太ももがなぜか特別印象に残っています。こんなにふざけてもいいんだ…という子供の頃に刷り込まれた衝撃は大きいものです。
【プロフィール】
西島明(中央)
にしじまあきら○静岡県出身。大学時代に演劇を始め、93年~07年ベターポーヅを主宰。全作品の作・演出を手がけ、時々出演。09年に本能中枢劇団を旗揚げし、演劇活動を再開。年1回の劇団公演にて唯一珠玉の舞台を生み出し続けている。
猿飛佐助(左)
さるとびさすけ○甲賀出身。95年~07年ベターポーヅに参加。09年、本能中枢劇団旗揚げに参加。20年経っても何を考えているか分からない西島の生み出す作品に惹かれ、劇団公演の全作品に出演している。趣味・特技はらくがき、銭湯巡り。
吉原朱美(右)
よしはらあけみ○茨城県出身。02年~07年ベターポーヅに参加。09年、本能中枢劇団旗揚げに参加。13年の劇団公演は産休。14年の公演で復帰。活力源は和菓子、特にあんこもの。
【今後の予定】
本能中枢劇団公演、15年夏予定。
〈本能中枢劇団ホームページ〉http://honchu.net/
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