旬の演劇人たちへのキーポイントQ&A「あなたの活力源は何ですか?」 さまざまな答えの中から、創作のヒミツが見えてくること必定!?デス!

演劇人の活力源は2019年2月20日に引っ越しました。
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2013年04月

牧田哲也(D-BOYS)・舞羽美海・中屋敷法仁(柿喰う客)

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あなたの活力源は? 】

牧田(左) 少し前まで『熱海殺人事件』の稽古をしていて、もうずっと『熱海』以外何も考えられないぐらいひたすら稽古の毎日だったんですが、それでも全然追いつかなくて、家に帰ってからも台本読んだりしていたんです。その1ヶ月間はそれ以外のことが何もなかったのですが、そのときの唯一の活力源がご飯でした。「今日なに食べようか」と考えることだけが、稽古以外の楽しみでした(笑)。栄養偏るな…と思いつつラーメンがばかり食べたくて食べに行ったり、あとは肉かな。みんなで焼き肉食べに行ったりしました。

舞羽(中央) 私は人が好きなんです。だからいろいろな方に会って、いろいろな話を聞くのが一番自分にとって力になります。いま、宝塚を辞めて、外の世界に出たことで新しく感じることもありますし、やはり人から学ぶことがすごく多くて、皆さんのお話を聞くと「自分も頑張ろう」と思うんです。それから、舞台もやはりお客様がいらっしゃってこそのもので、お客様からいただくパワーが活力源になるので、そういったところも含めて、人と接することですね。

中屋敷(右) これまでだったら「演劇を観ること」と答えたと思うのですが、今年に入って全く観ていないんです。なぜかというと子供が生まれまして。『チョンガンネ』の原題が“独身男”ということで、オーディションのときに「独身についてどう思う?」なんて質問をして、みんなに独身に関する思いを語ってもらったりしていたのに、僕はさらに子持ちになってしまって(笑)。すごいなと思ったのが、女性って子供を産むと2、3時間の浅い眠りでも休めるようになるらしいんですね。それと近い現象なのか、僕も最近疲れないんですよ。子供をあやしたり、家事をしたりして遅寝早起きになっても疲れない。きっと動物的な本能なのかなと。子供が生まれてからは、お芝居のことで悩んでいる自分が恥ずかしくなったりもするんです。1人の人間を育てることの方がよっぽど大きなことだと思って。だから子供が活力源というか、子供がきっかけで今までよりも考え方の幅が広がった気がしています。


【プロフィール】
(左)まきたてつや○84年生まれ、愛知県出身。06年に「第3回D-BOYSオーディション」で準グランプリを受賞。07年にD-BOYSに加入する。映画やテレビドラマなど映像作品に出演するほか、最近の舞台出演作には『クールの誕生』、『千に砕け散る空の星』(12年)、『熱海殺人事件 40years’NEW』(13年)などがある。

(中央)まいはねみみ○兵庫県出身。07年、宝塚歌劇団に入団。のちに雪組に配属。新進娘役として注目され、11年『ロミオとジュリエット』では役替りでヒロインのジュリエットを演じた。同年、全国ツアー公演『黒い瞳』『ロック・オン!』より雪組トップ娘役に就任。12年12月『JIN−仁−』『GOLD SPARK!』を最後に宝塚歌劇団を退団。女優として本作でスタートする。

(右)なかやしきのりひと○84年生まれ、青森県出身。青山学院大学在学中に「柿喰う客」を旗揚げし、以降、全ての作品の演出を手がける。人間の存在や現代社会の退廃的な面を皮肉たっぷりに描くことで、観客の冷笑を誘うような舞台を生み出すことを得意としている。

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【次回出演作】
Dステ13th
『チョンガンネ〜おいしい人生お届けします〜』
脚本◇イ・ジェグク
作詞◇チョン・ヨン
作曲◇キム・ヘソン
演出・訳詞・上演台本◇中屋敷法仁
出演◇和田正人、牧田哲也、橋本汰斗、三津谷亮、近江陽一郎/舞羽美海/黒崎ジュンコ(ズボンドズボン)、新良エツ子

4/25〜5/6◎本多劇場
5/11、12◎森ノ宮ピロティホール

<お問い合わせ>
東京公演 サンライズプロモーション東京 0570−00−3337
大阪公演 キョードーインフォメーション 06−7732−8888

〈公式サイト〉
http://www.watanabepro.co.jp/mypage/artist/dst13_chonganne.html

【構成◇吉田ユキ 文◇岩見那津子 撮影◇岩村美佳】

島田歌穂・新妻聖子

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【あなたの活力源は?】

新妻(右) 相変わらず食べることです。最近は少しワインも飲みますね。歌穂さんは、趣味はなんですか?
島田(左) こういうこと以外、趣味がないの(笑)。
新妻 それ、私もちょっとわかります。最大の趣味を仕事にしちゃってる感じがありますよね。
島田 だからお休みのときは、たとえばNYに行ったらとにかく観まくっちゃう。10日間行ったら15本観て、合間にバレエのレッスンに行ったり美術館に行ったり、劇場が終わったらライブハウスに行くとか、日本にいるよりものすごい綿密なスケジュールを組んで。
新妻 それは歌穂さんが自分で組むんですか?
島田 そう。
新妻 私も一緒に行きたい!
島田 厳しいよ、昼に着く便だったら、荷物を置いてそのままマチネを観に行くから(笑)。
新妻 ご飯、食べに行かないんですかー?
島田 私のスケジュールでは食べるのは後回しなの(笑)。
新妻 時差ボケは大丈夫ですか?
島田 やっぱり着いた日の夜は厳しいから、なるべく眠くならない派手なものを観る(笑)。時差がなくなったころに重いものとかメインのものを。
新妻 なるほど!
島田 NYに行くと「がんばらなきゃ~」と刺激になるし、ヨーロッパに行くと、逆にいろいろなことを内省させられたりするから、面白いなと思いますね。
新妻 私はブロードウェイは、なんかもう使命感にかられて行ったというか、体が空いたら演劇人はブロードウェイ行って観て来いという周りの声に押されて(笑)。1人で行ったんですけど、寒いし、寂しいし、なんか…帰りたいなって(笑)。
島田 寂しがり屋なのね(笑)。
新妻 そういえば、私の一番の活力源はアイドルウォッチングかもしれません。アイドル大好きなんですよ。最近はAKB48、めちゃくちゃ詳しいです(笑)。私、子供のころからアイドルになりたかったから。
島田 当時のアイドルって?
新妻 Winkとか。小学生のときは南野陽子さんの下敷きを持ってたし、浅香唯さんはC-Girlとか真似して踊って(笑)。そのあと、おニャン子クラブのうしろ髪ひかれ隊が出てきて、工藤静香さんに憧れて。工藤さんがソロに転向してからはカラオケで彼女の歌を歌ったり。そのあとモーニング娘とか小室ファミリー、安室奈美恵さん、SPEED、知念里奈さん!タイに住んでいたときは必死で情報収集してました。
島田 そうなんだ!海外だとなおさらね。
新妻 憧れがつのるんです。船便で1週間遅れて日本のテレビ番組が届くから、それをむさぼるように観て。オーディション番組のASAYANを観ながら「日本に帰ったら受けたい!」って。
島田 女性アイドルばかりなの?
新妻 男性アイドルには昔からあまり興味がないんですよ。だって自分にはできないから。かわいい女の子がテレビの中で、綺麗な格好をして歌って踊ったりする姿に憧れるというか。自分もやってみたい!という密かな願望があるので、女性アイドルは見ていて楽しいです(笑)。


【プロフィール】
しまだかほ(左)○東京生まれ。’74年、子役デビュー。’82年、ミュージカル「シンデレラ」で初舞台。’87年、「レ・ミゼラブル」で脚光を浴びる。’01年までロングラン公演に参加。主な出演作品は、「ロミオとジュリエット」「ウエストサイド・ストーリー」「江利チエミ物語」「飢餓海峡」「ライト・イン・ザ・ピアッツァ」「ベガーズ・オぺラ」「ゾロ ザ・ミュージカル」「蝶々さん」「二十四の瞳」「DOWNTOWN FOLLIES」など。女優、歌手として、ミュージカルからストレートプレイ、コンサート、ライブなど幅広く活躍。芸術選奨文部大臣新人賞、紀伊國屋演劇賞個人賞、読売演劇大賞優秀女優賞など受賞多数。現在、大阪芸術大学教授。

にいづませいこ(右)○愛知県生まれ。11才からの7年ほどタイで過ごした。03年、5000倍のオーディションを突破しミュージカル『レ・ミゼラブル』エポニーヌ役で初舞台。その後も『ミス・サイゴン』をはじめとするミュージカルや、『サド侯爵夫人』や『国民の映画』などのストレートプレイ、映画、テレビと幅広く活躍中。最近の舞台は『レ・ミゼラブル 』『イリアス』『GOLD〜カミーユとロダン〜』『ミス・サイゴン』など。

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【次回出演作】
『トゥモロー・モーニング』
脚本・作詞・作曲◇ローレンス・マーク・ワイス
翻訳・訳詞・演出◇荻田浩一
出演◇石井一孝 島田歌穂 田代万里生 新妻聖子
4/18~24◎シアタークリエ
4/26~27◎中日劇場
〈お問い合わせ〉
東宝テレザーブ 03-3201-7777
〈公式HP〉http://www.tohostage.com/tomorrow/

【構成・文◇吉田ユキ 撮影◇岩村美佳】

彩輝なお

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あなたの活力源は?】

いろいろな出会いです。そういう意味では結局は「愛」ということなのですが。綺麗ごとを言うみたいですけど、そういう沢山の人との出会いと「愛」に、いつも元気を頂いています。1月に出演した『ピアフ』でも、梅沢昌代さんと同じ楽屋なのですが、とても素敵な方で、何気ないなかに“人間の温かさってこういうものなんだ”と感じさせてくださる方です。大竹しのぶさんも同じで、よく私たちの楽屋にいらして、いろいろお話をさせていただくのですが、とても温かくて楽しい方です。大竹さんや梅沢さんと過ごさせて頂いて、女性としても見習いたいと思いますし、俳優としても本当に尊敬しています。そんな方たちと出会える毎日がとても幸せだなと感じます。


【プロフィール】
あやきなお○神奈川県出身。90年宝塚歌劇団に入団、04年に月組のトップスターとして活躍。05年5月『エリザベート』のトー ト役で退団。女優として映像や舞台で活躍中。最近の舞台は『愛と青春の宝塚~恋よりも生命よりも~』、『ガブリエル・シャネル』、『アニー』、明治座『梅 沢富美男・中村玉緒公演』、『エリザベート・スペシャルガラ・コンサート』、『ピアフ』など。


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【次回出演作】
『丸美屋食品ミュージカル アニー』
演出◇ジョエル・ビショッフ
出演◇吉岡花絵/石川鈴菜、目黒祐樹、彩輝なお、杉本有美、川久保拓司、佐藤仁美 他
4/20〜5/6◎青山劇場
〈お問い合わせ〉キョードー東京 0570-550-799
8/8〜14◎シアター・ドラマシティ
8/18◎とりぎん文化会館 梨花ホール
8/23〜25◎愛知芸術劇場大ホール
公式HP http://www.ntv.co.jp/annie/

【構成・文◇中山圭 撮影◇岩田えり】

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