演劇人の活力源 : 2016年11月

演劇人の活力源は2019年2月20日に引っ越しました。
新しい記事はこちらから読めます。

2016年11月

2016年11月17日10:00

カテゴリ

高橋長英は焼酎!?

【あなたの活力源は？】
夕方になると焼酎を飲むんです。最低2合は飲みますからけっこう飲んでます。ロックとか水割りで、夕飯を食べながら、それでパタンと寝ちゃうんです。ものを美味しく食べるために飲んでるところもありますね。それと運動しています。毎日は無理ですが、走るか歩くかできる限りやってます。

【プロフィール】
たかはしちょうえい○神奈川県出身。俳優座養成所15期卒業。舞台で活躍後、68年『二人の恋人』で映画デビュー。以降、舞台、映画、テレビドラマで存在感ある脇役として活躍。悲劇的な善役から狂気的な悪役まで、幅広い演技力を活かして多彩な役柄を演じている。近年の舞台出演作に、『スィートホーム』『英国王のスピーチ』『子供騙し』『金閣寺』『かもめ来るころ』『錦繍』『骨唄』などがある。

【公演情報】

トム・プロジェクトプロデュース

『挽歌』

作◇古川健

演出◇日澤雄介　

出演◇安田成美　鳥山昌克　岡本篤　浅井伸治　大鶴美仁音　高橋長英

11/30～12/4◎東京芸術劇場シアターイースト

11/18〜12/20◎全国公演あり

〈お問い合わせ〉トム・プロジェクト 03-5371-1153（平日10：00～18：00）

http://www.tomproject.com/peformance/banka.html

2016年11月08日13:27

カテゴリ

玉田真也（青年団リンク玉田企画）は「人と一緒に何かすること」

【あなたの活力源は？】

　お客さんはもちろん、稽古場の役者にも、自分の脚本を笑ってもらいたい、びっくりしてもらいたいって考えて、書きます。あとは、人と会ったり、人と一緒に何かを作ること。今回の公演はこの役者たちとやってみたいとか、お笑いとコラボするとか、旅行とかも、どんな人と何をするのか計画しているとワクワクするし、人と一緒に何かすることは活力になります。

※取材は今年7月に行われた玉田企画公演『あの日々の話』終了後の8月上旬に行いました。

【プロフィール】

玉田真也

たまだしんや○1986年生まれ。2012年より青年団若手自主企画として3つの作品を発表、2014年より「青年団リンク玉田企画」として活動を開始。劇団員はなくプロデュースユニットとして活動し、最近は演劇に加えコント公演にも活動の幅を広げている。

【出演情報】

『面白大喜利聴眠６』
11/14◎新宿ロフトプラスワン
出演◇ヨージ　浜村凡平　溜口佑太朗（ラブレターズ）　玉田真也（玉田企画）　吉田靖直（トリプルファイヤー）　他

〈料金〉前売1,800円　当日2,100円（共に飲食代別）

http://koshou-box.jimdo.com/

2016年11月04日15:00

カテゴリ

楊琳、舞美りら（OSK日本歌劇団）は「出会いと学び」「（作品を）生み出そうとする過程の全ての思い」

【あなたの活力源は？】

楊　先に話して（笑）。

舞美　私からですか？（笑）活力源は、最終的には客席から観てくださっているお客様の拍手だと思うのですが。

楊　あー、もうそれはもちろんね。

舞美　そこに行く前に、ゼロから作りだす時の色々な方の思い、演者もスタッフの方もすべてが１つになって、その１員になっているという感覚、そのパワーが活力源になります。それを経てお客様に表現としてお伝えすることができるので、生み出そうとする過程の全ての思いが活力になると思います。

楊　私は自分の向上心であったり、作品ごとに出会える新しい先生方との出会いが、活力になっている気がします。馴染みのある先生はもちろんなのですが、松竹座や、新橋演舞場などの大きな公演の時には、新しい先生方との出会いが沢山あって、そこから得られるものが大きな活力になります。お客様の拍手に至っては、活力というよりも更に「ごほうび」という気持ちで。

舞美　あー、わかります！

楊　それは大きな喜びなので。ですから活力は、そういう出会いや学びから得ているのだと思います。

【プロフィール】

楊琳（右）
やんりん○大阪松竹座『レビュー春のおどり』で初舞台を踏む。2010年には『上海国際博覧会(上海万博)』公演に出演。2011年のゲストハウス「オ・セイリュウ」公演の開幕では主演を務め、2014年『開幕ベルは殺しのあとに～刑事Xの華麗なる事件簿～』では、主演の桐生麻耶を追い詰める刑事役を好演。また『紅に燃ゆる～真田幸村紅蓮の奏乱～』では、霧隠才蔵を硬軟織り交ぜた卓越した演技で活写した。秀でたスタイルと容姿を生かして、男役・娘役の二役をこなすなど、器用な一面も見せており、主力劇団員の１人として活躍を続けている。

舞美りら（左）

まいみりら○2010年初舞台。2014年には『開幕ベルは殺しのあとに～刑事Xの華麗なる事件簿～』『プリメール物語～愛の奇跡』のヒロインを連続してつとめ、また同年には大阪松竹座『道頓堀パラダイス』外部出演を果たし、大役を好演した。『カンタレラ2016～愛と裏切りの毒薬～』でもヒロイン役をつとめ、レビューショーでは持ち前のスタイルとバレエスキルを活かしたダンス場面で躍動。今、最も期待される娘役の１人として活躍を続けている。

【公演情報】

ウィリアム・シェイクスピア没後400年

DANCE REVUE『ROMEO＆JULIET』

原作◇ウィリアム・シェイクスピア

作・演出・振付◇上島雪夫

出演◇楊琳、悠浦あやと、舞美りら、和紗くるみ、千咲えみ、栞さな、登堂結斗、朔矢しゅう、袖咲ふう、椿りょう／真麻里都(特別出演)／朝香櫻子、緋波亜紀(特別専科)

●11/19〜27◎近鉄アート館

●12/2〜4◎博品館劇場

〈料金〉SS席7,500円、S席6,000円、A席(自由席)4,000円、A席学割(自由席)2,000円　U-25(S席)5,000円、はじめて割(S席)6,000円、学生３人割(自由席)4,500円（税込）

〈お問い合わせ〉OSK日本歌劇団　06-6251-3091(平日10時〜17時)

www.osk-revue.com

2016年11月01日13:00

カテゴリ: 【演劇人の活力源 Special Edition】俳優編 2016

凰稀かなめに聞いた！

10月の「演劇人の活力源」は【Special Edition】俳優編！

（１）より良い俳優になるために「鍛えていること、心がけていること」は？

（２）あなたにとっての「俳優の活力源」を教えてください。

（１）水が飲める、食べ物が食べられる、洋服が着られる、それらをただ当たり前だと思わないように日々を過ごすことを心掛けています。そして、常に感謝の心を忘れないことを大切にしています。

（２）芝居をしている時、その時間そのものです。芝居をしている時は違う自分になれるので、私はとても楽になるんです。芝居のことしか考えていない時間そのものが活力源です。

おうきかなめ○神奈川県出身。00年に宝塚歌劇団で初舞台。12年、宙組トップスターに就任。数々の作品で活躍、15年『白夜の誓い〜誇り高き王の戦い』『PHOENIX 宝塚!!〜蘇る愛』で退団。16年『1789〜バスティーユの恋人たち』で女優デビュー。コンサート、ドラマ『家売るオンナ』への出演など、活躍の幅を広げている。11月『岩谷時子メモリアルコンサート〜Forever〜』17年3月主演舞台『花・虞美人』への出演が控えている。

2016年11月01日12:00

カテゴリ: 【演劇人の活力源 Special Edition】俳優編 2016

森新吾、峰さを理、悠未ひろに聞いた！

10月の「演劇人の活力源」は【Special Edition】俳優編！

（１）より良い俳優になるために「鍛えていること、心がけていること」は？

（２）あなたにとっての「俳優の活力源」を教えてください。

森新吾（右）
（１）本を読む映画を観る音楽を聞くということは子供の頃から続けていて、インプットは欠かせません。

（２）今年プライベートで犬を飼いはじめて、いつの間にか3匹になっていて(笑)、散歩に連れて行ってケアをしてという時間が安らぎになっていて、オンオフの切り替えができるようになったのが、何よりの活力になっています。

もりしんご○埼玉県出身。卓越したダンサーとして頭角を現し、03年「DIAMOND☆DOGS」に設立メンバーとして参加。『アルジャーノンに花束を』『ALTAR BOYZ』などでの優れた出演成果のみならず、舞台構成、振付、演出にも才能を発揮し、NHK「みんなのうた」の振付を手掛けるなど、多方面で活躍中。

峰さを理（中央）

（１）アンテナをたくさん立てておかないといけないとは常に思っています。また、体調管理は欠かせませんね。
（２）ものすごく優等生の答えですが、お客様の拍手と笑顔ですね。肌で反応が感じられる舞台の世界が、ライブがやはり何よりも好きなので、一番の活力をもらえています。

みねさをり○福井県出身。72年宝塚歌劇団入団。83年星組トップスターに就任。87年『別離の肖像』で退団後は女優に転身。数々の作品で活躍する一方、コンサート活動、また日舞の名取名西﨑峰として、宝塚作品などの振付も多数手掛けている。宝塚歌劇OGバージョン『CHICAGO』では久々の男性役となる弁護士ビリー役を務め、NYディヴィッド・H・コーク劇場の舞台を飾った。

悠未ひろ（左）

（１）生きているすべてのことが活かせるお仕事なので、常に感覚を研ぎ澄ましていたいです。

（２）食事と、宝塚の舞台を観たり、宝塚OGの方が出ている舞台を観ることで、すごくエネルギーをもらえます。

ゆうみひろ○東京都出身。97年宝塚歌劇団で初舞台を踏み、発足したばかりの宙組に配属。長身揃いの新しい組の生え抜き男役として活躍。13年『風と共に去りぬ』のアシュレイ・ウィルクス役／ルネ役で惜しまれつつ退団後、14年『MOON SAGA 義経秘伝第二章』平教経役を皮切りに、『NARUTO-ナルト-』大蛇丸役、『人魚姫』船長(王子)役など、個性的な役柄を立て続けに演じ活躍を続けている。