saketotumami
(左より 池谷のぶえ、倉持裕、村岡希美)
あなたの活力源は?】

池谷 ここは酒と言っとかないと(笑)。
村岡 酒とつまみかな?って(笑)。本当に、(池谷)のぶえちゃんとお茶だけ飲んでたらこういう話にならなかったと思います。お酒と、「これおいしいね」という分かち合う時間があって・・・・・・。その力によって二人芝居の話が出てきましたし、倉持さんに告白するときも、お茶だけじゃ告白ができないから酔わせて(笑)、みたいなところは確かにありました。
倉持 僕も最近そうですね。酒です。
――お酒はたくさん飲まれるんですか。
倉持 量はそんなに・・・・・・長くだらだらと飲みます。お二人ほど好きじゃないかもしれないですけど。年齢とともに飲み方が変わってきてましたね。
――どんな飲み方をされるんですか?
倉持 なるべく一人で飲みたいですね。
――飲んでいる間に、作品のイメージがひらめくようなことがあったりするのですか?
倉持 そういうこともなくなってきましたね。酒飲みながらものを考えるなんて。飲んでいる間は、「これおいしいなー」とか素直な思考ができるようになってきました(笑)。最初は大人数で飲んで、二軒目になって少人数になり、最後は一人で飲む、みたいにだんだん一緒に飲む人が減っていく。クールダウンしていくみたいな感じです。
――では、お酒が一応活力源ということで?
倉持 いや、僕はつまみを担当しておきます。池谷さんを差し置いて(笑)。
池谷 わたしは悪口が一番の活力源ですね。世の悪いことを見つけては怒る、というのが元気の源かな。
――それはお酒を飲みながら?
池谷 それが一番スムーズかもしれないですね。
倉持 悪口って、センスが必要ですよね。結局どっかで笑えないと。たまに、ひとっつも笑えない、ひたすら憎悪しか伝わってこない悪口を言い続ける人とかいるでしょう? 「悪口はよそう」って思わずまっとうな意見を言いたくなるような。
村岡 そういうことじゃないんだよ!ってね(笑)。
池谷 悪口言うのもショーなんだからさ、という気持ちになりますね(笑)。

【プロフィール】
池谷のぶえ(左)
いけたにのぶえ○94年より04年の解散まで劇団「猫ニャー」の劇団員として活動。解散後はNODA・MAP、蜷川幸雄演出作品など数多くの舞台に出演。今年4月より初の主演ドラマ『高梨さん』NHKワンセグ2とEテレにて放送中。

倉持裕(中央)
くらもちゆたか○00年劇団「ペンギンプルペイルパイルズ」を旗揚げ、主宰。以降すべての作品の脚本・演出を手がける。12年には『英国王のスピーチ』上演台本、11年『ヴィラ・グランデ青山』作・演出など外部作品への脚本提供、演出も多い。

村岡希美(右)
むらおかのぞみ○95年より劇団「ナイロン100℃」の劇団員として活動。05年より11年までユニット「真心一座 身も心も」座長として人情物語シリーズを上演する。シス・カンパニー公演や新国立劇場公演などの外部作品への出演多数。

mouhitori

【公演情報】
酒とつまみ『もうひとり』
作・演出◇倉持裕
出演◇村岡希美 池谷のぶえ
5/7~21◎下北沢OFF・OFFシアター
〈お問合せ〉リトルジャイアンツ 090-8045-2079(平日12時~19時)
当日券、前日の23:59まで発売中!
http://blog.livedoor.jp/saketotsumami2012/