活力源_四獣

10月の「演劇人の活力源」は【Special Edition】俳優編!
(1)より良い俳優になるために「鍛えていること、心がけていること」は?
(2)あなたにとっての「俳優の活力源」を教えてください。

桂憲一
(1)会話するという事を心がけてます。セリフに限らず、相手役や観客とのコミュニケーションを大事にしたいです。
(2)お客さんです。観てくれる人がいれば頑張れます。
Katsura
かつらけんいち○愛媛県出身。昭和41年1月25日生まれ。平成元年より花組芝居に参加。花組芝居入座以来、男役センターポジションとして、座長加納幸和の相手役を最も多く務める。色気と柔和な雰囲気を併せ持ち、外部舞台客演ほか、森田芳光・原田眞人監督作品など映像作品の出演も多数。四獣では白虎担当。 

植本潤
(1)自分を疑ってかかるようにしてます。「直感」とか一番危ういので気を付けますね。疑いようのない素晴らしい感性の持ち主や、直感でグングン前に進める人もいるので、これは自分に限った心がけだと思います。油断すると個性と勘違いして自分で自分を型にはめてしまうので、目の前の選択肢は常に増やしておきたいですね。
(2)人の稽古を見てる時間ですかね。台詞がうろ覚えだったのが徐々に芝居が流れ始めたり、何かをきっかけに役がパンッと弾けて俄然面白くなったり。勉強になるというよりは、芝居ができていく過程を見てるのが楽しいんだと思います。まぁ、無様な姿が大部分なので、お客さんにお見せするモノではありませんが。
Uemoto
うえもとじゅん○岩手県盛岡市出身。昭和42627日生まれ。早稲田大学第一文学部演劇専修卒業。平成元年より花組芝居に参加。花組芝居のみならず、小劇場界の至宝。あらゆる演出家・監督のみならず、スタッフからも押しなべて高い評判を得ており、演技力・キャラクターのみならず、頭の回転の良さとその人柄が、数々の大きな仕事につながっている。四獣では玄武担当。

大井靖彦
(1)加齢による記憶力低下に伴い、少しでも台詞覚えの時間を短縮しようと、日夜、暗記パンの開発に精を出しております。 発酵時間をいろいろ変えて、研究中です。
(2)観劇です。 いい俳優、演出、脚本、美術、音響、照明。いい舞台を観るともの凄く活力になります。若手の頑張っている劇団の芝居がよかったりすると、パワーがみなぎります。つい飲み過ぎます。なので、えんぶさん、これからも若手の優れた劇団をたくさん世の中に紹介してください。
Oui
おおいやすひろ○栃木県出身。昭和44年6月8日生まれ。明治大学政治経済学部・経済学科卒業。平成元年より花組芝居に参加。リビドー溢れる少年役を30年近く演じ続ける。永久に見た目が変わらない呪いをかけられているとしか思えない風貌で映像の仕事も多い。2児の父。四獣では朱雀担当。

八代進一
(1)バランス感覚を失わないように心がけています。しっかりしつつ、程よくいい加減。ポイントでがっつりマニアック、でもあえて無知でいる。プロ意識を持ちつつ、いつも素人で。シニカルかつミーハー。深慮と直感。健全な精神と邪念や狂気。大人らしく、また子供を忘れずにいたいなぁ...。そういうことを、その都度微調整する。あるいはしない!(笑)。
(2)自分よりはるかに上手な俳優さんたちの演技を見る事です。最近は大体映画で、外国人です。
Yashiro
やしろしんいち○新潟県出身。昭和44年9月18日生まれ。法政大学法学部卒業。平成元年より花組芝居に参加。細長い四肢と的確な演技力で、主に女形として花組芝居公演では常に中心的配役を演じる。昆虫からセレブ、老人、ヤクザまで、なんでも演じる幅の広さで、客演多数。特徴的な声と高い歌唱力を持つ。四獣では青龍担当。

【公演情報】
hanagumi
花組芝居
『桐一葉(きりひとは)』
9/30~10/10◎あうるすぽっと
原作◇坪内逍遙
脚本・演出・出演◇加納幸和
出演◇原川浩明 山下禎啓 桂憲一 八代進一 大井靖彦 他
〈料金〉前売¥2,500~¥5,800
〈お問い合わせ〉03-3709-9430
〈公式サイト〉http://hanagumi.ne.jp/



現在発売中のえんぶ2016年10月号に4人が主宰・出演している舞台『入り口色の靴』(四獣×玉造小劇店配給芝居)公演をご紹介しています!
enbu2016-10




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