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原田樹里 大内厚雄 玉置玲央

【あなたの活力源は?】
大内 活力源は『スロウハイツの神様』の原作を読むこと。稽古中も読んでいたし、(公演期間中の)今も読んでいます。原作小説と上演台本では公輝の台詞の順番が違う箇所があったりするので、そういうことも含め、原作を読み日々ベースアップをしています。
原田 私も原作を毎日読むので、(回答が)被っちゃうけど今の活力源は原作です。小林春世ちゃんは本番中も読んでいることがあります(笑)。私は本番前に読む。原作の方が細かく描かれているので、脚本で省略された部分をもう一度自分の中でイメージしながら本番に臨んでいます。
玉置 散歩です。散歩がインプット作業を兼ねていて、街の空気を感じながら、植物を眺めたり、人間を見たり、物思いに耽ったり、しかも運動になるから、かなりのことを網羅出来る。気分転換にも最適。一回の散歩で二時間位は平気で歩きます。やっぱドラマがあるんですよ。今の時期だったら「暑い、死ぬわ~」と思って喫茶店に入ると面白いおっちゃんと出会ったり。ああ、日常っていいなぁと思える瞬間です。

※取材はキャラメルボックス2017サマープレミアム『スロウハイツの神様』公演期間中の今年7月に行いました。

【プロフィール】
大内厚雄(右)
おおうちあつを○72年生まれ、大阪府出身。俳優。95年より演劇集団キャラメルボックスへ参加。今作では、自作の小説が遠因となり風評被害に晒された過去を持つ人気作家・千代田公輝(チヨダ・コーキ)を演じた。
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次回予定◇文化庁・日本劇団協議会『ケンジ先生』10/26~11/5◎テアトルBONBON

原田樹里(左)
はらだきり○89年生まれ、大阪府出身。俳優。09年より演劇集団キャラメルボックスへ参加。今作では、若きクリエイターが共同生活をするアパート「スロウハイツ」のオーナーであり、千代田公輝の幸せを誰よりも強く願う人気脚本家・赤羽環を演じた。

玉置玲央(右)
たまおきれお○85年生まれ、東京都出身。俳優。劇団「柿喰う客」所属。舞台、映像にと幅広いジャンルの作品に数多く出演する一方で、自ら演劇ユニットを立ち上げるなど舞台創作活動にも意欲的。今作では、「スロウハイツ」の住人の一人、児童漫画家志望の優しい青年・狩野壮太を演じた。
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次回予定◇『SENDAI OROSHIMACHI Art Marche 2017』10/5~6◎せんだい演劇工房10-BOX
◇『秘密の花園』2018/1/13~2/4◎東京芸術劇場 シアターイースト



3人が共演したキャラメルボックス『スロウハイツの神様』舞台写真&インタビュー掲載中!
『えんぶ7号』


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