【あなたの活力源は?】
“自然”ですね。それと、最近行けてないんですけど”旅行に行くこと”。自然が好きなので、なるべく島とか海とか、都会ではないところで人が少ないところへ。そこの空気に触れることで、リフレッシュするんです。それから、海外に行くといちばん感じるのが自分の小ささで、いろいろな国にいろいろな生き方をしている人たちがいるなと。そして、すごくシンプルに生きている人たちがいることに感動させられます。それを知ることで、日本に帰ってきて仕事をしながら、「ああ、この時間もあの人たちはあの場所で、一生懸命に生きているんだろうな」と考える。それによって、僕もがんばれるんです。
【プロフィール】
池内博之
いけうちひろゆき○76年生まれ、茨城県出身。97年、俳優デビュー。以来、映画、TV、CM、舞台と幅広く活躍中。最近のTVは大河ドラマ『八重の桜』(NHK)。映画は『奇跡のリンゴ』(13年)が公開中。日中合作映画『スィートハート・チョコレート』は今年11月に中国で公開予定。舞台は『アントニーとクレオパトラ』(11年)、『るつぼ』(13年・主演)。
【あなたの活力源は?】
この前の舞台がきっかけで、トレーニングにはまってます。パーソナル・トレーニングで、地味に、たまにダンベルを持ったりして、全身にまんべんなく筋肉がつくように鍛えています。「フーッ!」とか言いながら(笑)、1時間みっちりがんばります。効果としては、痩せたし、腹筋ができて、汗もかくのでむくみもとれたし、筋肉疲労感も楽しくて、気分がいいです。トレーニングが終わって、眠くなる感じも好き(笑)。始めたばかりなので、まだ全然鍛え方は足りないんですけど、腹筋はもう超凄くカタイですよ(笑)。昔、器械体操をやってたので、お腹や肩の筋肉はつきやすいほうです。今は太腿にきれいな筋が入るのをめざしてます。とても楽しいです(笑)。
【プロフィール】
中越典子
なかごしのりこ○79年生まれ、佐賀県出身。03年、NHK朝の連続テレビ小説『こころ』のヒロイン役に選ばれる。映画、TV、CM、舞台で活躍中。最近の舞台は『金閣寺』(10年、11年)『黒い十人の女』(11年)『こどもの一生』(12年)『ヴィーナス・イン・ファー』(13年)など。
【あなたの活力源は?】
「ウコンの力」ですね。しょっちゅう飲んでます。沖縄で定期的に5年間ワークショップやってて、その影響が僕の中ですごく強くて。沖縄の人たちのあのエネルギーって何から出ているのかとずっと思ってる。沖縄についての芝居も何本かやりましたけど、あれも僕がわかってるから作っているんじゃなくて、沖縄に深い魅力を感じるから沖縄を探しながら芝居を作っている。そういう意味では、活力源は沖縄かもしれない。彼らは自立してるんだよね。文化がしっかりと自立してる。最近韓国での仕事も多くなって、ミュージカルの演出でこの間も行ってきたんだけど。ソウルの街って沖縄に通じるものがある。どちらも得体の知れない強いエネルギーが沸騰してるんだよね。そういう熱く動いているところにものすごく惹かれるんです。
外国はよく行きますね、アジアだけでなく。もともとはベルリンに惹かれて、30回以上は行ってるかな。その前はインドで、18歳のときに行きました。どこに行っても感じるのは、日本にはない自発力というか、サッカーの本田選手ではないけど、本当に「個の力」が大事なんだよね。こういう仕事ではとくにそうだと思う。日本はそれがどんどん失われていってる気がするし、同じ顔ばかりになっている。それが演劇のもつ力を弱くしている気がする。舞台の上に2人同じ顔がいちゃいけないんだよね。違ったものがぶつかり合うことがドラマなんだから。
【プロフィール】
栗山民也
くりやまたみや○53年生まれ、東京都出身。早稲田大学文学部演劇学科卒業。新国立劇場演劇研修所所長。ストレートプレイからミュージカル、オペラまで手がける。最近の主な演出作品は『ピアフ』『組曲虐殺』『ブッダ』『木の上の軍隊』など。紀伊國屋演劇賞、読売演劇大賞最優秀演出家賞、毎日芸術賞第1回千田是也賞、第1回朝日舞台芸術賞、芸術選奨文部科学大臣賞、紫綬褒章ほか数々受賞。
【公演情報】
『マイ・ロマンティック・ヒストリー~カレの事情とカノジョの都合』
作◇D.C.ジャクソン
演出◇栗山民也
翻訳◇小田島恒志
出演◇池内博之 中越典子 加藤忍 土屋裕一 春風ひとみ
8/16~26◎日比谷 シアタークリエ
<お問合せ>
東宝テレザーブ 03-3201-7777
公式サイト
http://www.tohostage.com/myroma/
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