【あなたの活力源は?】
後藤ひろひと(左)
大阪かな。100メートル歩けば、2つはおもしろいことが絶対あるんです、大阪って。「ぼけたらつっこむ、振られたらぼける、っていう2つができない人は失礼な人」という、そんな街。この侍文化のもと大口開けて笑うのははしたないとされてきた日本の中で、唯一ルールの違う場所なんですよ。大阪に来て30年経ちますが、今でもおもしろいですね。
田辺茂範(右)
ぼくは今年、子供が生まれるんで、それですかね。演劇やってるとき、お客さんや役者、スタッフさんがどんな顔するかなってリアクションが一番気になっていたので。今やっているアニメや映像の仕事だと、そういうお客さんの顔が見れないんで、やっぱり自分の作った作品を見ている子供の顔を見てみたいです。
【プロフィール】
後藤ひろひと
ごとうひろひと◯山形県出身。Piper所属。株式会社よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属。別名大王。1987年に劇団「遊気舎」に入団。1989年からは二代目座長を務め、ほぼ全ての作品の作・演出を手掛ける。1996年に遊気舎を退団後はフリーの劇作家として活躍し、1997年には川下大洋と「Piper」を結成。代表作に『人間風車』、『ダブリンの鐘つきカビ人間』、『BIZ三部作』などがあり、『MIDSUMMER CAROL ガマ王子vsザリガニ魔人』は『パコと魔法の絵本』として映画化された。
次回予定◇工藤俊作プロデュース プロジェクトKUTO-10『財団法人親父倶楽部〜死んだと思って生きてみる〜』(作・演出・出演)3/7〜12◎ウイングフィールド、3/15・16◎山形市民会館小ホール、3/20〜25◎下北沢 小劇場B1
田辺茂範
たなべしげのり◯長野県出身。ロリータ男爵主宰。1995年に劇団「ロリータ男爵」を旗揚げ。ほぼ全ての作品の作・演出を手掛ける。何となく劇団公演をやらなくなった後、フリーの脚本家として活動し、『デュエルマスターズ・ビクトリー』、『団地ともお』、『アイドルタイム・プリパラ』、『ピングー in ザ・シティ』など、主に子ども向けアニメのシナリオを手掛ける。2018年、演劇活動をほとんどやっていない自分が連載を続けているのも申し訳なく思い、そこそこ長く続けさせていただいた「えんぶ」での連載に終止符を打つ。